今回、大き目のSSでもそのまま貼り付けてあります。
いちいちリンクすんのメンd
みなさんのクリックの手間を考えてこうしました。

 

デカレン

エタカをプレイした者であれば一度は訪れ、お世話になった人も多いでしょう。

私も昔はデカレンに引きこもり、お金を稼ぎに稼いだものです。

しかし時は流れ、そのデカレンも生まれ変わろうとしています。

仲間でカン狩りに行ったら
黄色いのが湧きやがって、
近くにいた他のPTに応援を求めた事。
やっと倒したと思ったら
次に出たのは青色で
半泣きになった事
当時は超レアアイテムだった物が
ドロップして心臓が止まりそうに
なった事。
カンを全身全霊を掛けて
ソロで倒した事
(ハメ殺しとも言う)
No Image 紹介したSSの全てがカンの絡む
SSで、私の強欲っぷりが
露呈されてる気がする事。

そんな思い出一杯のデカレンが変貌を遂げてしまうのです。

皆さんはお気づきでしたでしょうか?
「エターナルカオス」が「ラグハイム」と呼ばれた頃から変わらずに存在しているMAPは
既にデカドンとデカレンだけになっている事を・・・

このまま終わらせるのはいかがな物でしょうか?
また、昔のバカ騒ぎがしたい。
やりましょう。
恐らく、デカレンと名の付くダンジョンで全員がバカ騒ぎできるであろう最後のイベントを!
デカレンで思い出のSSを撮ろうツアー!!


当日イベント開始時間に集まってくれたアンドロメダの暇人勇士達、総勢13名!
ちなみに、今回は昔を懐かしもうという事で、衣装は当時あった装備しか許可しておりません。
だから、私もトレードマークの和服ではなく、慈悲装備となっております。

注)ウサミミや旗指物、看護キャップが見えるのは貴方の目の錯覚です。

このメンバーで、私が独自に考えた経路を観光して行く事とします。

時間となり、ロビーを出発。

一路、「鼻道」と呼ばれる
狩りの名所へ向けて
デカレンの外壁づたいを
移動する13名の勇士。

今回は、デカレンをじっくり
楽しもうという事で
徒歩にての移動となっております。

「鼻道」
それは、ノーズイビルという敵が湧く一本の通路になった場所。
ノーズイビルは経験値がおいしく、特に古参のプレイヤーでLv100前後にお世話になった人も多いでしょう。
そんな思い出のある場所をツアーに組み込まない訳にはいきません。

今でも暖かく出迎えてくれるノーズイビル達。
「こんなに強くなった僕達、私達を見てください!」
と言わんがばかりに、これまでの怨みをぶつける13人の勇士達。

サクッとお礼参りを済ませて
さっさと階段前に向かう
13人の勇士達。

私もそうだったのですが、
この鼻道を1人で走破するのを
目標にしていた時期がありました。

みなさんはどうですか?

順調そうに見えたデカレンツアー
昔を懐かしむ13名の勇士達の前に強大な敵が立ちふさがります。

昔、その絶対的な強さで何人の志を断ち切ってきたでしょう。
そう、アイツです。

画面の隅に見えただけでもこの存在感。
巨大な体と強大な力で数々の勇者達を葬ってきた敵。

その姿を見ただけで絶望に膝をついた人もいるでしょう。
その日の冒険を諦めた人もいるでしょう。
熟練した戦士達は己の力を信じ、立ち向かったかも知れません。

その敵が今!
再び我々の前に現れ、行く手を阻みます!

これは気楽なツアーのハズでした。
しかし・・・
コイツが出現した瞬間、戦士達の顔から笑顔が消えます。

今、我々のすべき事はただ一つ。
目の前に立ちふさがったこの強大な敵を一致団結し、打ち倒す事のみです。
それが、過去にコイツの前に散っていった勇者達への弔いともなるでしょう。

ミュータント・ドラリオン!!
今、宿命の対決が始まろうとしています!

まるで存在にすら気がつかなかったかの様に
13名の勇士の行軍は続きます。

戦闘シーンのSSすらない昔の脅威に合掌。


ついに2階へ通じる難所、階段前を制圧する13名の勇士達。


2階ロビー商人前で一時の安息を取る13名の勇士達。
中央付近で、ヒューマンのマントにブルの首が刈り取られようとしているが、まぁそれはスルーで。

これより、13名の勇士はデカレン2階から、1階のモンスターをタゲるというイベントに向かいます。

ゾロゾロゾロゾロ・・・・・

この時の私の心中は・・・
「もしゾンビ君が出てきてくれなかったら、どうしよう・・・
 もしかして私、この人たちにリンチされるのでは?
 シャイで出会っただけでPKされるかも知れない。
 割かし古参として頑張って来た私のエタカ人生はどうなるのか・・・?」

とまぁ、ここまで大げさではありませんが、少なからず不安はありました。
しかし・・・
ひょっこり。
みなさんわかりますか?
ゾンビ君が顔まで出してお出迎えです。
ちなみにこれはオリオンのSSですが。
アンドロはこちら。

しっかりデカレン2階から1階にしかいないゾンビをタゲっております。

一つの目的を達成した13名の勇士達は一路、西のカン様に会いに向かいます。

続いて北西のカン様に挨拶に向かいます。

ウム。

西のカンはどうなったんだよ!?

という声が聞こえてきそうですね。
だってしゃぁないじゃん。
落雷で一瞬停電してPCが再起動しちゃったんだから。

戻った頃には西のカン様は成仏されていたのですよ。
私のせいじゃないですね、はい。
怨むなら雷様の高木ブーでも怨んでくだされ。

北西のカン部屋に到達する13名の勇士達。

「不良少年達」
おらおら、さっさと出すもん出せや

ここまで共に死線を乗り越えてきた13名の勇士の中にこんな事をする輩がいたとは残念です。
でも、ウルバン君は言われるがままに出すべき物を出しました。

カン うちの部下に何さらすんじゃ、ぼけー
13名の勇士 何? この、どこぞのネタサイト的なノリは?

部下を労る上司の健闘虚しく、これまでの鬱憤を晴らされるカン様。

2人目のカン様を倒した13名の勇士達は、次なる観光スポットへ向かいます。

次の目的地はここ。

座標 742.13 地点

ここに何があるのか・・・・

意外と知らない人も多いのです。

 

ぽつーん・・・

デカレンに偵察に来るも、敢無く囚われの身となったドジなオッサン。
別に何かに繋がれてる訳でもなく、ただ単に逃げ出す勇気がないだけと思われるオッサン。
ここに配置されて間もないのに、いきなり消え去ろうとしているオッサン。

オッサン・プロフィール
本名 ジャック・トーマス・ヘンソン
家族 妻とその母親 娘2人 
職業 軍人
ニューアース諜報部第82課所属
階級 少尉
性格 気弱 
上司に頭が上がらない。部下にも上がらない。
ついでに、奥さんと娘にも頭が上がらない。
曹長時代、上等兵のパシリに使われた経験あり。
自慢 愛車、ジャカー(社が作ったママチャリ。中古。決して車で有名なジャガーでない)
口元のチョビ髭
その他 婿養子
昨年、念願のマイホームをデカルディー地区「1127.880」付近に購入
しかし、プログメアの侵攻により見事に全壊 (下の写真)
莫大なローンのみが残って返済に困り、ボーナス目当てでこの偵察任務に志願。
潜入中にウルバンに発見され戦闘状態となるが、
部下がヘンソン氏のみを残しさっさと逃亡。 ヘンソン氏のみ拘束される。
現在、妻に愛想をつかされ、本人いないのに離婚協議が勝手に進行中。
ちなみに、着ている服は囚人服ではなく、本人の趣味。

でも・・・

今日は大人気。

渋谷に現れた有名人の如く、ツアー客にもみくちゃにされます。
いや、渋谷なんて行った事ないんだけどね。
東京には2年くらい住んでたのにね。

このマヌケな上に哀れなオッサン、ヘンソン氏に群がる13名の勇士。
ちなみにこのオッサン。
デカレン改変後はデカドンに移送された模様です。
囚われの身は続くのですねぇ。

マヌケなヘンソン氏に背を向け、13名の勇士は最後のカン部屋。
通称 「螺旋」 と呼ばれる場所に移動します。


螺旋のカン部屋での様子。

カン様が留守にしてらっしゃるので呑気にSS撮る準備をする13名の勇士達。

そして、カン様がお帰りになったその時からメインイベントのスタートです。

螺旋南の溶岩地帯をカン様と一緒に越えてゆく13名の勇士達。
そう、このイベントのフィナーレは、昔の様にカン様を2階ロビーまでお連れして、そこで感謝の気持ちを伝える事なのです。


順調にカン様をロビーにお招きする13名の勇士。
ロビーに着いたら、一斉にカン様に襲い掛かります。

素手で。

撲殺ってやつですね。
残酷にもほどがあります。


音もすごいかもしれませんが、エフェクトもすごいと思います。
まるで、皆の積年の怨みが噴出しているようです。

地味に、左下で♀ブルが踊ってます。
すぐ後ろで♂ブルが力尽きているのに、いい度胸です。
今度、この♀ブルの耳元でスリガラスを引っ掻いてやろうと思います。

そして、遂に膝をつくカン様 (とカイリ1名)

♀ブル、まだ踊ってやがります。
さっき力尽きた♂ブルまで一緒になって踊ってやがります。
今度、二人の家を突き止めて家の前で愛犬に糞をさせてやろうと思います。

そして、皆でデカレンに感謝の気持ちを込めて記念撮影をする13名の勇士。

さぁ、皆さんご一緒に。
随分前から13名以上いるって〜の!

当初、13名で始めたツアー。
半分以上が途中参加て!
いや、みんなウレシイよ。
最高で30名程度まで膨れ上がっていたと思われます。

めでたくアンドロでのデカレンツアーを終わらせた私。
しかし、ツアー中に考えていた事があります。
一言板にて、オリオンでもやってほしいという意見が出ていた為、翌日にオリオンでの開催を決定していまいしたが、
こんな楽しい思い出、プレアデスでもやらにゃ勿体無い。
という事でツアー中盤でプレアデスでのツアー開催を決めていた私。
名残惜しいながらもアンドロをあとにします。

そんな私に皆からの激励が!

何かドロップしろー

しね〜よ。
ちなみに、よく見ると真ん中右下寄りにサファイヤ原石が落ちてますが、これは私がドロップした物ではありませんので悪しからず。
そしてこの時、私は心に誓いました。
いつか、コイツ等全員の家を突き止めてピンポンダッシュをすると!

 

所変わってプレアデスサーバー。
こちらでも淡々とツアーが進行して行きます。

アンドロと違う所と言えば、あの情けないオッサン、ヘンソン氏が脱出を試みているという所ぐらいでしょうか?
こうなると、私達はこのヘンソン氏を安全な場所まで護衛する事も任務になるのでしょうが、カン様をロビーに招待する事だけは譲れません。


当然、カン様を撲殺する間もヘンソン氏は一緒です。


もちろん、記念撮影時も一緒です。
ですがこの後、ヘンソン氏がどうなったのか誰も知りません。
一説によると、デカレンダンジョンからの脱出には成功した物の、何者かの放った刺客「闇兵士」に狙撃されたとか・・・?

まぁぶっちゃけこのオッサン、カンの攻撃にも数発耐えれるくらい打たれ強いんだけどね。

 

日付変わって翌日(2007/08/05)

オリオンでもツアーは開催されます。
ただ、アンドロメダやオリオンと違う所と言えば

敵のゾンビが恥ずかしさのあまり、思わず発言してしまった事と(チャット欄に注目)

やたらとドロップが良かった事くらいでしょうか。
M-99のドロップを生まれて初めて見た人もいたそうな。


何だ、オッサン帰ってたのかよ。
よほどココの居心地がいいか、家に居場所がなかったか・・・
それとも、ダークシャドウと恋にでも落ちたか?

そして記念撮影

ちなみに、全鯖通じて私に攻撃をブチかました鯖はアンドロメダだけでした。
今後、メインでプレイする鯖を考えようと思います。
やっぱ、マトリックスか?

こうして結局全鯖で開催される事となったデカレンツアーは幕を下ろしたのです。

 

 

2007/08/06(月)
まだデカレンを名残惜しむ私の姿がありました。
実はこの日、水曜日にデカレン改変パッチが当たると発表されたのでした。

私をネタ扱いしかしない
コイツまで何故か一緒です。

このネタの為なら友達すら売り払う冷酷なハイブリーダーと
カンを倒してる最中に横で踊ってるブルと3人で改変間近のデカレンを彷徨う私。

カンを倒してデカレンとオサラバ。
これで私の改変前デカレンは終わるんだなぁ
昨日、一昨日は楽しかった。
明後日にはデカレンは生まれ変わる。
ツアーでもやったけど、昔はカンをロビーに連れてくるだけでエライ騒ぎの1大イベントだったなぁ
あの頃って、カンはまだ1匹しかいなかったんだよね。
狩りの順番待ちなんかしてさ。
懐かしいねぇ

・・・

今いるカン全部をロビーまで引っ張って来たら、また昔みたいなお祭りになるかな・・・?
いっちょやってみるか?

ソレが、私に課せられた最後の任務と見た!

難しいと思うぞ? 等と意外と気弱な意見をこきやがるネタサイト管理人。
いや、それよりも私の信念である「死して屍拾う者なし」が貴様の口から出るとは!

そりゃ、パッチは明後日の昼間だから、やるのは明日しかないんだけどさ。
イベントって、勢いも必要なんですよ、やっぱ。

いつもの様に、一言板にて宣伝しこの日はご就寝。
翌日、帰宅後すぐに宣伝露店を設置。
メシと風呂を済ませます。

本当に最後となるデカレン改変前のイベント。
突発告知で、一体どれくらい集まってくれるのか?
突発告知に関わらず、人の集まりってのは毎度心配事なのですが・・・

心配無用でした。
この集まり、正にラグハイム時代の再来です。

私の高度なギャグに思わず言葉を失うプレアデスの刺客、蟹飯氏。
だいたい、蟹球とか蟹飯とか紛らわしいんじゃヴォケがぁっ!

全部のカンに店番をさせようと目論むプレイヤー達。

あと一歩の所まで来ますが、遠慮がちなカン3兄弟。
結局、カン3兄弟の店番を断念。
今までの感謝の気持ちをぶつける事にします。

それでは、皆の感謝の気持ちSSをノンストップだよ、ありがとう。






そして、遂に3匹のカンを撃破した我々。

カン倒し終わったのに、まだ「ありがとう」が収まらないよ、ありがとう。

全サーバーでツアーを開催した後、パッチ15時間前という、本当に改変直前の開催となった突発イベント。
サーバーダウンにもめげず参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
最後の最後、本当にいい思い出ができました。

ここに使用したSS、何年か後に「こんな頃もあったなぁ」と思い出に浸りながら読み返していただければ幸いです。
そして、今回のイベントで皆さんが撮影したSSが皆さんの思い出の一部として残れば、それほど嬉しい事はありません。

またいつか、消え去っていったMAPが何らかの形で復活すると、儚い希望を持ちながら新デカレンを楽しもうと思います。

それでは、また。